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フュージョンやテクノポップは老化には逆らえない。私の生きがいが衰退していく。

現在、シティポップとジャンル付され注目を再度集め始めた
フュージョンやテクノポップ。
時代は巡りくるもので再流行されていることに喜びを感じている。
そして、私の知らない曲が注目され、私は知見を得る。
私の作品作りに欠かせないジャンルとして残り続けていることを感じています。


私がフュージョンに出会ったのはカシオペアというバンドからで
元々ゲームミュージックが好きだったのですが、10年前ニコニコ動画のMADでカシオペアの曲が使われていて
その曲がとても素晴らしくて、なんのヒントもないまま曲を探し続け
ようやくその曲名を知ったのが「MAKE UP CITY」という曲であることがわかり
そこからカシオペアというバンドを知って「asayake」を数百再生とした覚えがある。
私が求めていた何かゲームっぽくないようなインストロメンタルの音楽ジャンルがそこにあることを感動し、
フュージョンやテクノポップを聴き漁った。
そこでF1で有名な「TRUTH」もフュージョンなんだとわかった。
一番有名な曲はこの曲で間違いないと思う。

テクノポップを好きになったのは学校の体操の時間に「RYDEEN」で体操をしていた時すごく素敵な曲だと知った。
でもやっぱり当時は何も知らなかったので、あの曲という認識しかなかった。

そしてフュージョンを知った時、YMOも聞きまくった。

私がフュージョンとテクノポップを知ったのは23歳の頃。
もう十分にフュージョン、テクノポップは「伝説」の域に達していて
当時は静かに、緩やかに衰退していっているという認識だった。
1970年代に流行った曲たちは隠居しているという感じ。
技術とセンスを求められる両ジャンルは若者が入りにくいジャンルになり、
かといって古い物に今更入門する若者もあまりおらず、
演奏者も年齢が高くなり衰退する。
そんな未来が見えていた。
今アジアやアメリカでシティポップというジャンルと変わって息を吹き返している。
特に注目されているのは「山下達郎」
シティポップは1970年~1980年頃に流行った曲が注目されている。
ほとんどは日本の大人の雰囲気を持つ曲を指すけども、
「Shakatak」など海外で活躍しているバンドも注目されている。

注目されるのは嬉しい。
だけど、その中でその「伝説」の人たちが高年齢化で亡くなっていることがとても苦しい。
「ゴダイゴ」も「YMO」も「T-Square」も広く言えば両ジャンルに当てはまり、
バンドメンバーが亡くなって日も浅い。
訃報を聞くたびに伝説が天に召されてしまうのは苦しく悲しい。
私の愛した作品は無くならないけどその生みの親が現し世に姿を消すのは寂しいもの。
もっと早く生まれていれば、一緒に年を取ることができたのだろうなと
不毛ながらに考えてしまう。

でも私は変わらなければファンの一人として。
きっと亡くなった方も笑顔で曲を聞いてほしいと思っているはずだから。
2023/04/08 ブログ  
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